ニュースの疑問

【2025】岩手・大船渡の山火事はなぜ消えない? 現状と消火の課題を解説【図解/Podcastで解説】

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!岩手県大船渡市で大規模な山林火災が発生して、2025年3月6日時点で2900ヘクタールも焼失しているそうです…。消火活動が続いているみたいですが、すごく心配ですね。
はかせ
はかせ
そうじゃな…山林火災は一度発生すると消火が難しいんじゃ。特に今回の大船渡での山林火災の消火が難しい理由をまとめたぞ。
ちーがくん
ちーがくん
リアス式海岸の地形が、どうして消火を難しくするんですか?
はかせ
はかせ
リアス式海岸は湾が入り組んでいて、山が海沿いまで迫っている地形なんじゃ。そのため、道路が狭く曲がりくねっており、大型の消防車が現場まで近づきにくいんじゃよ。加えて、傾斜が急な山が多いため、火が燃え広がるスピードも速くなるんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
なるほど…!だから地上からの消火が難しくて、ヘリコプターで水をまいているんですね。でも、それでも延焼が続いているんですね…。
はかせ
はかせ
そうなんじゃ。さらに、現地は乾燥していて風向きも変わりやすいから、炎の広がりを予測するのも難しい。風が強まれば、火の粉が飛んで別の場所に火が移る「飛び火」も発生しやすくなるんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
そんなに厳しい条件が重なっているなんて…! 消火活動をしている消防隊員の皆さんも、本当に大変ですね。
はかせ
はかせ
そうじゃな。すでに全国から1800人もの消防隊員が集まり、昼夜を問わず消火活動にあたっておる。しかし、火災の規模が大きいため、まだ完全に抑え込むことはできていないんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
住宅も被害を受けているし、早く鎮火してほしいですね…。
今回の火災が一日でも早く収束することを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

参考文献

岩手 大船渡の山林火災 消火難航“リアス式の海岸線”など要因 | NHK

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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