スポンサーリンク
ちーがくん
はかせ!IPCC第6次報告書について調べると「疑う余地がない」という言葉がよく出てきます。
どうしてこんなに頻繁にこの言葉が出てくるんでしょうか?
どうしてこんなに頻繁にこの言葉が出てくるんでしょうか?
はかせ
2021年に出たIPCCの第6次報告書では、「疑う余地がない」というこれまでにはないほど強い文言が使われたんじゃよ。
よし、今回は「疑う余地がない」が意味することについて解説するぞ!
よし、今回は「疑う余地がない」が意味することについて解説するぞ!
2021年にIPCC第6次報告書が公開された際に話題となった言葉「疑う余地がない」
どうしてこの表現が話題になったのかご存知ですか?
本記事を読めば「疑う余地がない」が表す意味について図解で学ぶことができます。
今回はそんなIPCC報告書の表現の違いについて、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!
ちーがくん
そもそもIPCCってどんな組織?何をしているの?という人は先にこの記事を読んでおくと、今回の記事の理解が深まるよ!
【地球温暖化対策を科学的に考える】IPCCとは?図解で簡単に解説!
地球温暖化に関するニュースで「IPCC」という言葉を耳にしたことはありませんか?
なんか聞いたことあるけど、いまい...
スポンサーリンク
IPCC報告書の表現が少しずつ変化してきている!
はかせ
今回話題になっているのは、IPCC報告書内の「人間活動が地球温暖化に及ぼす影響に関する評価」についての記述じゃ。
ちーがくん
現在進行している地球温暖化に人間がどのくらい関係しているかっていうことですね!
はかせ
2007年の第4次報告書では、人間活動の影響は「可能性が非常に高い(very likely)」という表現だったんじゃ。
それが6年後の2013年、第5次報告書では「可能性が極めて高い(virtually certain)」という表現に変わってきたんじゃ。
それが6年後の2013年、第5次報告書では「可能性が極めて高い(virtually certain)」という表現に変わってきたんじゃ。
ちーがくん
「可能性が非常に高い」から「可能性が極めて高い」に変わったんですね。
表現が強くなっています!
表現が強くなっています!
はかせ
それが2021年、第6次報告書では「疑う余地がない(unequivocal)」というさらに強い表現になっていたんじゃよ。
ちーがくん
地球温暖化に人間活動が関係している可能性は疑う余地がない…!?
ものすごい確信度に表現が変わったんですね。
ものすごい確信度に表現が変わったんですね。
IPCC報告書では可能性を表す表現が細かく分けられる!
ちーがくん
とはいえ、「疑う余地がない」という表現がどうしてこれほど話題になっているんですか?
可能性を表す表現がさらに強まったっていうだけの話じゃないですか?
可能性を表す表現がさらに強まったっていうだけの話じゃないですか?
はかせ
この「疑う余地がない」という表現にはそれ以上の意味が含まれているんじゃよ。
その理由を説明するために、この表を見てみてくれ。
その理由を説明するために、この表を見てみてくれ。
はかせ
この画像は、IPCCが厳密に定めている可能性の一覧じゃ。
ここからも分かるように、厳密に各表現が表す確率(%)が割り振られているんじゃよ。
ここからも分かるように、厳密に各表現が表す確率(%)が割り振られているんじゃよ。
ちーがくん
ものすごい厳密に決められていますね!
表現が違うだけではなく、確率まで割り振られているとは!
表現が違うだけではなく、確率まで割り振られているとは!
「疑う余地がない」ということは…
ちーがくん
けどちょっと待ってくださいよ?
この表の中に「疑う余地がない(unequivocal)」っていう表現なくないですか?
この表の中に「疑う余地がない(unequivocal)」っていう表現なくないですか?
はかせ
そうなんじゃよ。
この「疑う余地がない(unequivocal)」という表現はこれまでの表現リストには掲載されていないほどの高い可能性を表す言葉だったんじゃよ。
この「疑う余地がない(unequivocal)」という表現はこれまでの表現リストには掲載されていないほどの高い可能性を表す言葉だったんじゃよ。
ちーがくん
そういうことか!これまではこれほど強い言葉は使われたことがなかったっていうことですね。
確率が99-100%の「ほぼ確実(virtually certain)」よりもさらに強いってことは、120%絶対の確信度くらいのニュアンスなのかもしれないですね。
確率が99-100%の「ほぼ確実(virtually certain)」よりもさらに強いってことは、120%絶対の確信度くらいのニュアンスなのかもしれないですね。
はかせ
これまでの表現では表しきれないほど確実に「人間活動は地球温暖化に影響を及ぼしている」ということなんじゃな。
これまでにはないほど強い表現で人間活動の影響を主張したということから、この「疑う余地がない」という表現が頻繁に取り上げられるようになったんじゃよ。
これまでにはないほど強い表現で人間活動の影響を主張したということから、この「疑う余地がない」という表現が頻繁に取り上げられるようになったんじゃよ。
ちーがくん
そういうことだったんですね。初めに聞いたときには、そのような背景があるとは知りませんでした!
それほど地球温暖化に人類が関係しているっていうことなんですね。
それほど地球温暖化に人類が関係しているっていうことなんですね。
まとめ
はかせ
今回はIPCC第6次報告書の「疑う余地がない」という表現の持つ意味について解説したぞ。
これまで使われたことがないほど強い表現が使われたことを理解してもらえたんじゃないかと思うぞ。
これまで使われたことがないほど強い表現が使われたことを理解してもらえたんじゃないかと思うぞ。
ちーがくん
これまでのリストにはなかった表現が用いられたんですよね。次の第7次報告書では一体どんな表現になるんでしょうか?「疑う余地がない」以上に強い表現はあまり思いつきませんが…
人間活動の地球温暖化への影響が確実視されている今、僕たちがどう地球温暖化に立ち向かうかの方が大切ですね。はかせ!今日はありがとうございました!
人間活動の地球温暖化への影響が確実視されている今、僕たちがどう地球温暖化に立ち向かうかの方が大切ですね。はかせ!今日はありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
スポンサーリンク