地球の活動

【特徴やでき方】堆積岩6種の中学範囲を一気に覚える覚え方!

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!前から気になってたんですけど、はかせの研究室に置いてあるこの木箱って何が入ってるんですか?
はかせ
はかせ
この木箱にはな、堆積岩と呼ばれる岩石がまとまっているんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
堆積岩ですか?なんですかそれ?
はかせ
はかせ
よし、今回は代表的な堆積岩6種を一気に勉強していこう!

中学などで必ず習う堆積岩。

覚えることが多すぎて、混乱してしまいがちですよね。

今回は、そんな堆積岩について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!

一気に覚える堆積岩6種

ちーがくん
ちーがくん
早速ですけど、木箱の中を見せてくださいよ!
はかせ
はかせ
今回学ぶ堆積岩はこの6つじゃ!
ちーがくん
ちーがくん
れき岩に砂岩・泥岩・凝灰岩・チャート・石灰岩…いろんな岩石が出てきて、頭がガンガンです。
はかせ
はかせ
大丈夫じゃ。ひとつひとつ丁寧に教えるぞ。
ちーがくん
ちーがくん
お願いします!

大きく2つに分類できる

はかせ
はかせ
今見せた6つの堆積岩は、大きくわけて2つに分類できるんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
どういう分類ですか?
はかせ
はかせ
この箱の上半分と下半分じゃ。
上半分は、粒の直径による分類
下半分は、組成の違いによる分類じゃ。
ちーがくん
ちーがくん
なるほど!

粒の直径による分類:れき岩・砂岩・泥岩

はかせ
はかせ
まずは粒の直径によって分類される、れき岩・砂岩・泥岩からじゃ。
はかせ
はかせ
岩石となる前のものがれきであればれき岩であれば砂岩であれば泥岩となる。
ちーがくん
ちーがくん
これは直感的にもよく分かりますね!
はかせ
はかせ
そうじゃな。れき、砂、泥というのは、先ほど説明した通り、粒の直径により分類されておる。
はかせ
はかせ
れきの直径が2mm以上、砂が1/16-2mm、泥が1/16mm以下というのは、テストなどでよく出題されるので、テスト対策をする場合には押さえておくんじゃ!
ちーがくん
ちーがくん
分かりました!

組成による分類:凝灰岩・チャート・石灰岩

はかせ
はかせ
次に組成によって分類される、凝灰岩・チャート・石灰岩について説明するぞ。
はかせ
はかせ
それぞれ、固まる前の組成が異なる。凝灰岩火山灰チャート(ケイ質の殻を持つ)生物の死がい石灰岩(石灰質の殻を持つ)生物の死がいが、それぞれ固まったものなんじゃ!
ちーがくん
ちーがくん
それぞれ、粒の大きさではなく組成が異なるっていうことですね!
はかせ
はかせ
そうじゃな。

凝灰岩が見つかると…?

はかせ
はかせ
ここでちーがくんにクイズじゃ。火山灰が固まった凝灰岩が見つかった時、そこからどんなことが分かると思う?
ちーがくん
ちーがくん
えーっと、あ、近くで火山活動がないと、火山灰が固まりようがないですよね!
ってことは、凝灰岩が存在することは、近くで火山活動があった証拠になるんじゃないですか?
はかせ
はかせ
お見事じゃ!凝灰岩の分布とその他のデータとを組み合わせることによって、地球の歴史について知ることもできる、とても重要なデータなんじゃ。

チャートと石灰岩とを区別するには?

ちーがくん
ちーがくん
先ほど、チャートも石灰岩もどちらも生物の死がいが堆積したという話でしたよね?見た目も比較的似てますし、これらを区別するのって、すごく難しくないですか?
はかせ
はかせ
確かに似てはおるが、区別する方法はいくつかあるぞ。
ちーがくん
ちーがくん
どうすればいいんですか?
はかせ
はかせ
塩酸をかけることで区別することができるぞ。
チャートは塩酸をかけても二酸化炭素が発生しないが、石灰岩は塩酸をかけると二酸化炭素が発生するんじゃ!
ちーがくん
ちーがくん
なんと!そんなに分かりやすい区別の仕方があるんですね!
はかせ
はかせ
そうじゃ。また、触ってみると分かるが、チャートはとても固い。一方の石灰岩はとてもやわらかいぞ。触って分かりづらければ、アスファルトなどに擦りつけてみれば、やわらかさの違いは一目瞭然じゃろう。
ちーがくん
ちーがくん
ほんとだ!

まとめ

はかせ
はかせ
今回は、わしの研究室の木箱に入っていた堆積岩6種を紹介した。これで中学範囲の堆積岩を網羅したことになるぞ。
ちーがくん
ちーがくん
いろんな堆積岩が出てきて楽しかったです!今度川へ遊びに行った時には、今日見せてもらった堆積岩がないか、探してみます!
はかせ!今日はありがとうございました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

地学系大学生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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