空の疑問

【晴れた日と色の違いがあるのはどうして?】雨雲が黒い理由を図解で解説!

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!曇って不思議ですよね。
晴れている日の雲は白いのに、雨雲になると黒くなるんですから!
はかせ
はかせ
確かに天気によって色が変わるのは不思議じゃな。しかし、晴れている日の雲が白くて雨の日の雨雲が黒いのには理由があるんじゃよ。
よし、今回は雨雲が黒い理由について解説するぞ!

日々の暮らしを彩ってくれる「雲」

晴れている日の雲は白いのに、どうして雨雲は黒いのか疑問を持ったことはありませんか?

本記事を読めば、雨雲が黒い理由について図解で学ぶことができます。

今回はそんな雨雲の秘密について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!

雲の正体は「小さな水滴や氷粒」

はかせ
はかせ
晴れている日の雲が白くて雨雲が黒い理由を説明するためにまず知っておいてほしいことは、雲は小さな水滴や氷粒の集まりであるということじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
これは「【図解で解説!】雲の正体と上空に浮かんでいる理由」でもやりましたね!
最初に知った時はびっくりしましたよ!てっきり雲の正体はわたがしかと…
はかせ
はかせ
普段雲を見ていてもこれらが水滴や氷粒であるという感覚がせずに忘れてしまいがちなので、改めて思い出しておいてくれ。

晴れた日の雲では…

はかせ
はかせ
太陽の光が雲の水滴や氷粒にぶつかると、太陽光が水滴や氷粒の表面で散乱を起こすんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
雲粒に太陽光がぶつかると、太陽光が散乱するんだ!
これによりどうなるのですか?
はかせ
はかせ
散乱した太陽光は弱まりながらも雲全体に届くんじゃ。
そのためわしらから見ると、雲が白く見えるんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
散乱した太陽光が雲全体に広がることで、雲は白く見えているんですね!

雨雲では…

はかせ
はかせ
一方雨雲では、晴れた日の雲よりも雲が発達していて、水滴や氷粒が大きくて雲に厚みがあるんじゃ。
この中を太陽光が通ると、雲の中で散乱を繰り返していくんじゃ。
はかせ
はかせ
このように太陽光が散乱を繰り返すと、徐々に太陽光が弱まっていくので、太陽光が雲下部まで届かないんじゃ。
これによって、雨雲は特に下部にいけばいくほど暗くなっているんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
雨雲は分厚いですから、太陽光が何度も散乱していくうちに光がどんどん弱まり、光が雲全体に広がらないんですね!
はかせ
はかせ
そうじゃな。これこそ雨雲が黒い理由なんじゃよ。

まとめ

はかせ
はかせ
今回は、雨雲が黒い理由について解説したぞ。
雨雲が黒いのは、太陽光の散乱が関係していたんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
雨雲の水滴や氷粒の中で太陽光が何度も散乱を繰り返すことで、雨雲は黒く見えていたのですね!身の回りの疑問がまたひとつ解消されました!
はかせ!今日はありがとうございました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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