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ちーがくん
はかせ!素朴な疑問なのですが、マグマってどうして赤いのでしょうか?
はかせ
確かにマグマは赤いのに、それが冷え固まると黒や灰色になるのはとても不思議じゃな。
よし、今回はマグマが赤い理由について解説するぞ!
よし、今回はマグマが赤い理由について解説するぞ!
マグマがどうして赤いのかご存知ですか?
実はマグマの赤色というのは、マグマ本体の色ではないのです!
本記事を読めば、マグマが赤い理由について図解で学ぶことができます。
今回はそんなマグマの秘密について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!
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マグマは赤いが、冷え固まると黒や灰色になる
はかせ
まずはマグマと溶岩の色の違いについて見ていこう。
ちーがくん
火口から見えるマグマは真っ赤っかで熱そうなのに、それが地上に出て冷え固まり、溶岩になると黒や灰色になってますね!
めちゃくちゃ不思議です!
めちゃくちゃ不思議です!
はかせ
どちらも岩石が溶けてできたとは到底信じられないほどの違いじゃな。
ちーがくん
どうしてマグマはこんなに赤いのでしょうか?
マグマの赤色は熱による光の色!
はかせ
ここで驚きの事実を共有するぞ。
わしらが見ているマグマの赤色というのは、岩石本体の色ではないんじゃ。
わしらが見ているマグマの赤色というのは、岩石本体の色ではないんじゃ。
ちーがくん
岩石本体の色じゃない!?
一体どういうことですか?
一体どういうことですか?
はかせ
マグマの赤色というのは、マグマの熱による光の色を見ているんじゃよ。
はかせ
わしらは普段認識することはないが、熱を持つ原子や分子がその温度に依存した電磁波を放出する熱放射と呼ばれる現象があるんじゃ。
ちーがくん
えーっと、ほんとですか?
例えば僕の体温が36.5℃だとして、36.5度に対応する電磁波を出しているってことですか?何も電磁波なんて見えないですよ!
例えば僕の体温が36.5℃だとして、36.5度に対応する電磁波を出しているってことですか?何も電磁波なんて見えないですよ!
はかせ
その通り、わしらはわしらの体温に対応した電磁波を放出しているんじゃ。しかし、それは赤外線という目に見えない電磁波のため、普段認識することはないんじゃ。しかし、1000℃ほどのマグマの高温では話が別なんじゃよ。
ちーがくん
マグマだけ特別ですか?
はかせ
1000℃ほどの高温になると、その1000℃に対応した電磁波を放出することになる。
1000℃の原子や分子が放出する電磁波は赤色の目に見える可視光線であるため、わしらはマグマを赤色だと認識するんじゃ。
1000℃の原子や分子が放出する電磁波は赤色の目に見える可視光線であるため、わしらはマグマを赤色だと認識するんじゃ。
ちーがくん
なるほど!温度が1000℃とかになると、放出する電磁波が可視光線になるんですね!
マグマから放出されている電磁波を見て、僕らはマグマを赤色だと認識しているんですね!
マグマから放出されている電磁波を見て、僕らはマグマを赤色だと認識しているんですね!
製鉄所などの熱した鉄が赤いのも同じ理由!
ちーがくん
ということはですよ?1000度ほどのめちゃくちゃ熱い物質は全てそのような電磁波を出しているっていうことですか?
はかせ
まさしくそういうことなんじゃ。
製鉄所に行ったことがある人はそれを思い出してもらえば納得がいくじゃろう。
製鉄所に行ったことがある人はそれを思い出してもらえば納得がいくじゃろう。
ちーがくん
あっ!確かに製鉄所の機械から出てきたばっかりの鉄は赤くてすごく熱そうでしたが、冷えると黒色のようになってますね!
これも同じ理由なんだ!
これも同じ理由なんだ!
はかせ
そういうことじゃ。製鉄所の鉄はおよそ1500℃なんじゃ。
マグマも製鉄所の鉄も、どちらも物体そのものの色ではなく、熱による放射の色であるということを覚えておいてくれ!
マグマも製鉄所の鉄も、どちらも物体そのものの色ではなく、熱による放射の色であるということを覚えておいてくれ!
ちーがくん
マグマや製鉄所の鉄の見え方が変わりますね!
まとめ
はかせ
今回は、マグマが赤い理由について解説したぞ。
試験にはおそらく出ない内容じゃが、地学の面白さがより深まる事実なんじゃよ。
試験にはおそらく出ない内容じゃが、地学の面白さがより深まる事実なんじゃよ。
ちーがくん
マグマが赤いのはまさか電磁波の色を見ていたとは!普段意識しない熱放射についても知ることができて、すごく勉強になりました!
はかせ!今日はありがとうございました!
はかせ!今日はありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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