災害用語クイズ

【どのくらいの雨?】1時間に50-80mmの雨【正しく知ってる?災害用語クイズ】

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!最近僕って、はかせに教わるようになってから、結構地学や災害に詳しくなったと思うんですよ!
はかせ
はかせ
確かに、すごく詳しくなっているな。
ちーがくん
ちーがくん
なんか防災に関して、クイズ出してくださいよ!
はかせ
はかせ
ようし、分かった。
防災上大事であるが多くの人が間違えてしまう問題がある。今回はそれをちーがくんに出題しよう。

いざという時に命を守る防災知識。

しかしながら、多くの人が間違った解釈をしてしまっているものも多く存在します。

今回は、その中でも降水量に関する問題について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!

1時間に50-80mmの雨とは?

はかせ
はかせ
天気予報などでは、1時間に〇mmの雨などといった表現をするな。
ちーがくん
ちーがくん
確かに、雨の日のニュースのお天気でよく聞きますね!
はかせ
はかせ
今回はそれに関する問題じゃ。
1時間に50-80mmの雨とは、どんな雨を指す言葉じゃ?選択肢から選んでくれ。
ちーがくん
ちーがくん
えーっ、普段あんまり意識してませんでした…!(汗)
はかせ
はかせ
答えを決めたら、下の「解答はこちら!」ボタンを押すんじゃ!
解答はこちら!
正解:④

ちーがくん
ちーがくん
僕は③だと思います!
はかせ
はかせ
ほほう、なるほどな。
実は正解は④なんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
えーっ、思ってたよりも強い雨でした!
はかせ
はかせ
そうなんじゃよ。下の図を見てくれ。気象庁が公開している雨の強さと降り方をまとめたぞ。
はかせ
はかせ
1時間に50-80mmというのは、思っている以上に強い雨なんじゃ。しかし、多くの人にとってそれに馴染みがなく、あまり驚かないんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
正直、あんまり想像つかないですね。
ですが、少なく見積もってしまっていたのは大問題ですね。実際は見積もっていたよりも強い雨が降っているわけなんですから…

Twitterの皆さんの結果は?

はかせ
はかせ
ちーがくんに出した問題と同じものを、先日Twitterの皆さんにも出題してみたんじゃ。その結果はこんな感じじゃった。

ちーがくん
ちーがくん
多くの方が僕と同じを選んでますね。
やはりあまりピンとこない数値なんですよね。

どうして雨の強さにピンとこないのか?

ちーがくん
ちーがくん
滝のような雨が降っていたら、それこそ災害級の大雨ですよね?
なのに、どうしてその強さが伝わらないのでしょうか?
はかせ
はかせ
わしの推測じゃが、天気予報ではmmを使って雨量を表す機会が複数あるからだと考えている。
はかせ
はかせ
よくある表現は「明日の朝までに120mm」などという表現じゃ。これは、複数時間にふる雨量の合計が120mmということじゃな。
ちーがくん
ちーがくん
そうですね!例えば1時間あたり10mmの雨が12時間降り続く、とかそういう感じですよね。
はかせ
はかせ
そうなんじゃ。しかし、先ほど出題した問題は「1時間あたり」の降水量なんじゃ。たった1時間の間に50-80mmの雨が降るんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
それだけの雨が降る時というのは、滝のような雨が降っている時ということなんですね!
はかせ
はかせ
そうなのじゃが、明日の朝までに120mm」という表現で、120という数字を聞いてから、1時間あたり50-80mm」という表現を聞くと…
ちーがくん
ちーがくん
なんだか大したことないように感じてしまうんですね。

まとめ

はかせ
はかせ
今回は、1時間あたりの雨量に関する問題を出題した。雨の強さと降り方については、もう一度この画像で復習しておこう。
ちーがくん
ちーがくん
これから天気予報を聞く時は、それが何時間の降水量なのかを意識します!正しく理解することで、いざという時に命を守ることに繋がりますからね!
はかせ!今日はありがとうございました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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