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ちーがくん
南岸低気圧の影響で関東で大雪になるっていう予報だったんですが、結局僕の住んでいる地域では雪は降らずに雨でした。
僕の住む地域では、雪ではなく雨が降ったのでしょうか。
僕の住む地域では、雪ではなく雨が降ったのでしょうか。
はかせ
いい質問じゃな。今回は南岸低気圧において雨と雪を分ける要因について3つ紹介するぞ!
南岸低気圧による雪は、雨や雪の予報が難しいことで有名です。
どうしてそのような予報が難しいのかご存知ですか?この記事を読めば、その疑問点を解消することができます。
今回は南岸低気圧において雨と雪を分ける要因について、モルモットたちと図解で学んでいきましょう!
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Contents
要因①:気温と湿度
はかせ
まずはこの画像を見てくれ。この画像は、気温と湿度による雨と雪、みぞれの違いについてまとめたものじゃ。
ちーがくん
このグラフから、気温が低いほど、また湿度が小さいほど雪になりやすいことが分かりますね!
はかせ
そうじゃな。しかし、ここで注意しなくてはならないのは、気温が低くくとも、湿度が大きい場合には雪ではなく雨やみぞれになりやすいということなんじゃ。
ちーがくん
なるほど!てっきり、気温が低ければ無条件で雪が降ると思ってました!そういうわけじゃないんですね!
はかせ
そうじゃな。むしろ関東に降る雪は湿度による影響の方が大きいといえるじゃろう。
以前、「」でも解説したが、関東に降る南岸低気圧からの雪の特徴を覚えているかな?
以前、「」でも解説したが、関東に降る南岸低気圧からの雪の特徴を覚えているかな?
ちーがくん
「湿った重い雪であることが多くて、着雪に注意」ですよね?
はかせ
そうじゃな。そのことからも分かるように、関東に雪が降る時には湿度が高いことが多い。だから、気温がある程度低くならないと雪が降らずに、雨となって降ることが多いんじゃ。
ちーがくん
ちょっとした条件の違いで雨か雪が変わるってことですね!
予報するのは難しそうですね。
予報するのは難しそうですね。
要因②:風向と風速
はかせ
次の要因は風向と風速じゃ。これは至って単純じゃ。地上風が北寄りであると雪が降りやすくなり、その風が強いほど雪が降りやすい。
ちーがくん
冷たい北からの風が強まるほど雪が降りやすくなるってのは、納得しやすいですね!
要因③:南岸低気圧の通過位置
はかせ
要因の3つ目は、南岸低気圧の通過位置じゃ。
ちーがくん
南岸低気圧って、通過位置によっても色々違うんですか?
はかせ
そうなんじゃ。南岸低気圧が通過すれば無条件で雪になるわけではないぞ!
ちーがくん
具体的にどんな通過位置の違いがあるんですか?
はかせ
まずは八丈島の北を通過するパターンじゃ。この場合には雨になりやすい。
理由は簡単にいえば、関東に接近しすぎておるということじゃな。
理由は簡単にいえば、関東に接近しすぎておるということじゃな。
ちーがくん
関東に接近しすぎてる…?接近しすぎるとどうして雪が降らないんですか?
はかせ
ではちーがくん。温帯低気圧の構造を思い出してみよう。
温帯低気圧の暖気と寒気はこんなふうに分布していたのを覚えているかな?
温帯低気圧の暖気と寒気はこんなふうに分布していたのを覚えているかな?
ちーがくん
確かにそうでした!ということは、温帯低気圧は暖気を伴っているっていうことですね!
はかせ
そうなんじゃ。低気圧が関東に接近しすぎると、低気圧が持つ暖気によって雨になりやすいんじゃ。
八丈島の付近を低気圧が通過する場合に、最も雪が降りやすい位置関係になるんじゃ。
八丈島の付近を低気圧が通過する場合に、最も雪が降りやすい位置関係になるんじゃ。
ちーがくん
八丈島の南を通過した場合には、どうして雪にならないんですか?
はかせ
低気圧が離れすぎていて、低気圧の雪雲が陸地まで到達しないからじゃ!
ちーがくん
なるほど!
にしても、ちょっとした進路の違いで天気が変わってしまうんですから、南岸低気圧の予報って本当に難しいんですね。
にしても、ちょっとした進路の違いで天気が変わってしまうんですから、南岸低気圧の予報って本当に難しいんですね。
まとめ
はかせ
今回は、南岸低気圧において雪が降る場合と雨が降る場合の要因の違いについて解説した。ちーがくんからしたら、雪の予報が外れて残念かもしれんが、予報が難しいということも分かったじゃろう。
ちーがくん
ですね。雪と雨を分ける要因がこんなにあるなんて予想してませんでした…!
これからは予報が外れても仕方ない!って割り切ることにします!
これからは予報が外れても仕方ない!って割り切ることにします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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