地学受験

【3冊で共通テスト9割超】地学基礎受験に必須の参考書3選とその勉強法

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地学基礎の参考書、どれを使えばいいか分からないよ…。

地学基礎の参考書は他科目と比べると少ないといいつつも、思いのほか多くどれを選んでよいか分からないもの。

その中でも、本記事では、これさえやれば共通テスト地学基礎9割超!という参考書を3つに厳選しました!

どれも私が受験生の時に、穴が開くほど反復した参考書、やれば必ず力になると自信を持ってオススメできる参考書たちです!

それではいきましょう!

地学基礎最強のバイブル本:青木の地学基礎をはじめからていねいに

地学基礎必須の参考書1つ目は、「青木の地学基礎をはじめからていねいに」(東進ブックス)です。


どの科目においても、攻略のカギは、使う参考書を絞り、徹底的に反復すること。

通称はじていと呼ばれるこの参考書は、地学基礎参考書界最強のバイブル本です!

最大にして最強の特徴は、なんといってもその圧倒的な分かりやすさ!

他の参考書と読み比べても、

  • 分かりやすさ
  • 参考書の分量
  • 記憶への残りやすさ
  • チェックポイントの充実さ
  • センター試験・共通テストを意識した網羅性
  • 学習者の視点での講義形式
  • 面白さ

…など、とにかく最強です!

極論、この一冊で満点とれる!ってくらい、完璧な参考書!!

最強のイラスト記憶:地学図録

地学基礎必須の参考書2つ目は、「改訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録」(数研出版)です。


地学の特徴の1つは、学習する内容が身の回りに直結しているところです。
試しに、地学で学ぶことの例を挙げていきます。

  • 宇宙や太陽
  • 地球の形や構造
  • プレートの運動や地震・火山
  • 地表の変化や河川の働き
  • 古生物
  • 天気や大気現象
  • 温暖化などの地球環境問題

これらはどれも、身近なものであったり、どんなものか直感的にイメージしやすいものなのであったりするのではないでしょうか?

こういった身近さ想像しやすさというのは、紛れもなく地学という科目の強みなのです!

じゃあ、その強みを最大限に生かすしかないよね!

そう、その強みを最大限に生かす参考書こそ、地学図録なのです!

地学基礎の悩みを一網打尽

地学基礎を学習していると、ただ何となく文字だけを追って、よく分からない…ってことがあるよね。

地学図録は、そういった悩みを一網打尽にします。

百聞は一見にしかずという言葉があるように、文面でよく分からなかったことも、図や写真、イラストで見れば一発なんてことが多いです。

先ほど紹介したはじてい地学も、イラストがとても豊富な参考書であるとはいえ、図録には及びません。

はじてい地学で出た疑問や、イメージが湧きづらいところを地学図録で補う、という2冊のコンビネーションで、地学基礎の内容は格段に学習しやすくなります!

一部、応用科目の地学の内容や、それをも超えた内容が含まれていて、オーバーワークな側面もあります。

しかし、そのオーバーワークな知識も、試験本番で、迷った際の強い味方にもなりえるため、むしろおいしいです!

特に共通テストみたいな選択式だと、2択で迷ったときの判断基準になるよね!

最高のアウトプット教材:過去問

地学基礎必須の参考書3つ目は、なんといっても共通テストの過去問です。


過去問研究はどの科目においても必須中の必須です。

過去問研究のその意義については、以下の通りです。

過去問研究の意義
  • どのような問題形式が出題されるのかを知るため
  • どの程度の深さの知識が出題されるのかを知るため
  • 頻出分野・類似問題などを把握するため
  • それに対して自分がどの程度理解しているかを測るため

といったことがあります。

これらの具体的な勉強法

次に、今回紹介したこれら3冊の参考書の勉強法について説明します。

大まかな流れは、以下の通りです。

学びはじめから8割完成までは、はじてい地学を周回し、分からないところは適宜図録で補います。

8割程度固まったら、過去問を解きながら、抜けていた知識ははじてい地学や図録へ戻って確認します。

8割完成で過去問へGO!

まだ完璧じゃないし、もう少しはじてい固めようかな~

このような姿勢は最高なのですが、私は、8割完成後は早めに過去問研究へ移ることをおすすめしています。

完璧になるまで固めようとしすぎると、

  • 時間が足りず、演習不足のまま本番を迎えてしまう
  • 出題形式などを分からずに勉強を進めてしまう
  • 本番出題されないような深い知識まで追いすぎてしまう
  • マンネリ化してしまう

といった恐れがあります。

8割くらい固まったな、と感じたら、早いうちに過去問演習に入りましょう!

過去問演習を早いうちにしっかり行うことで、形式に慣れることができる上に、マンネリ化を防ぎつつ、残りの2割を固めることができます。

はじていで粘りすぎず、8割くらい固まったら早いうちに過去問に取り組むべし!!

余力があれば…

はじてい・過去問は完璧になったし、まだまだ問題演習したい!

問題演習としては、過去問研究に勝る演習はありません。

しかし、共通テストという、新問題傾向に対する慣れのためには、各出版社が出している「共通テスト実践問題集」がよいでしょう。


入試は総合点、優先順位が命!

ですが、最後に紹介した「共通テスト実践問題集」は、必須ではありません。

むしろ、絶対に忘れてはいけないことがあります。それは、入試は総合点であるということです。

大学入試は、各科目の足し合わせ、合格最低点より1点でも多くの点数をとることが必要になります。

ということは…地学基礎だけができても合格できないってことだね!

大学や学部によって、必要となる科目数や点数は当然異なりますが、これは全ての人に当てはまることです。

私からすると地学基礎にたくさん時間を割いてくれるのは死ぬほど嬉しいですし、楽しくなってずっと地学基礎をやっていたい気持ちもものすごくよく分かります。

ですが、まずは皆さんの第一志望校への合格です。

まずは自分の現状と合格に必要な点数を比べて、合格のために強化する必要がある科目から強化していきましょう!

他の科目が固まって、もう少し地学基礎の強化がしたくなったら、「共通テスト実践問題集」に戻ってきてください!

戻ってこれなくても、初めに紹介した「はじてい」+「図録」+「過去問」だけで大丈夫!絶対9割とれる!!

まとめ

本記事の内容をまとめます。

地学基礎はやればやるほど伸びる!がんばって!
地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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