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ちーがくん
はかせ!さっき緊急地震速報が出てましたね。けたたましい音で、すごく驚きました!
はかせ
それほど大きな地震でなくてよかったな。
ちーがくん
そうですね!
ところで、緊急地震速報ってどういう仕組みで発令されているんですか?地震の予兆みたいなのをキャッチして出してるんですかね?
ところで、緊急地震速報ってどういう仕組みで発令されているんですか?地震の予兆みたいなのをキャッチして出してるんですかね?
はかせ
それが違うんじゃ。緊急地震速報は地震が発生してから発令しているんじゃよ。
今回は緊急地震速報の仕組みについて詳しく解説するぞ!
今回は緊急地震速報の仕組みについて詳しく解説するぞ!
災害大国・日本に生きる上で欠かせない「緊急地震速報」
一体このシステムは、どのような仕組みで発表が出されているのでしょうか?
今回は緊急地震速報について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!
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Contents
地震波の特徴
はかせ
緊急地震速報の仕組みを理解するためには、まず地震波の特徴について理解する必要があるな。
ちーがくん
地震波にはP波とS波があるんですよね?「【もう忘れない!】P波・S波が混同してしまう人へ」で勉強しましたよ!
はかせ
そうじゃな。改めて復習じゃ。
はかせ
地震が発生すると、P波とS波という波が同時に発生するんじゃ。
P波はエネルギーが小さくて伝わる速度が速いという特徴が、S波にはエネルギーが大きくて伝わる速度が遅いという特徴があるぞ。
P波はエネルギーが小さくて伝わる速度が速いという特徴が、S波にはエネルギーが大きくて伝わる速度が遅いという特徴があるぞ。
ちーがくん
地震の揺れを感じた時に最初にカタカタと縦に揺れるのがP波、後から来る大きな横揺れがS波でしたよね!
はかせ
そうじゃ。P波とS波の伝わる速度が違うことが違うために、揺れを感じるタイミングが異なるということをしっかりと押さえておこう。
ちーがくん
被害をもたらす大きな揺れは、S波により引き起こされますね!
緊急地震速報の仕組み
はかせ
この地震波の性質を理解した上で、緊急地震速報の仕組みについて解説していくぞ。
仕組みを1枚にまとめると、このようになる。
仕組みを1枚にまとめると、このようになる。
はかせ
地震が発生すると発生するP波とS波のうち、伝わる速度の早いP波を先に観測する。その情報が気象庁に伝えられ、揺れが大きいと判断された場合には、テレビ局などへも伝えられ、私たちの元へ届けられるというわけじゃ。
ちーがくん
なるほど!一言で言えば、伝わる速度の早いP波を観測して、被害をもたらすS波が来るまでの間に速報を出しているっていうことですね!
はかせ
そういうことじゃ。
ちーがくん
地震が起こる前に予測して速報を出しているのかと思ってましたけど、地震が発生してから速報を出しているとは!
地震波とのレースみたいですね!
地震波とのレースみたいですね!
はかせ
そうなんじゃ。だから震源から近いところだとP波とS波との時間差が少なくて、揺れを感じる前に緊急地震速報を出すのが難しいんじゃよ。
緊急地震速報の発表条件
ちーがくん
ところで、緊急地震速報ってどのくらい大きな地震が予報されたら発表されるんですか?
はかせ
それはな、2つ以上の地点で震度5弱よりも大きな揺れが予測された場合に発令されるんじゃよ。
ちーがくん
震度5弱が基準なのですね!
けど、なんで2つ以上の地点なのですか?普通に考えて、1箇所でも震度5弱の揺れが予報されたら緊急地震速報を出すべきだと思うのですが…。
けど、なんで2つ以上の地点なのですか?普通に考えて、1箇所でも震度5弱の揺れが予報されたら緊急地震速報を出すべきだと思うのですが…。
はかせ
1箇所としてしまうとな、落雷などによって地震計が誤作動した時に、誤って緊急地震速報を出してしまう恐れがあるんじゃ。
ちーがくん
なるほど、2箇所以上というのは、誤報を防ぐためだったのですね!
まとめ
はかせ
今回は、緊急地震速報の仕組みについて解説した。地震波の性質と関連付けて覚えれば、納得のいくシステムじゃろう。
ちーがくん
すごく納得いきました!緊急地震速報に助けられているのに、仕組みを知らなかったなんて恥ずかしいです。友達にも教えてあげることにします。
はかせ!今日はありがとうございました!
はかせ!今日はありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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