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ちーがくん
はかせ!2022年12月に北海道の紋別市で鉄塔の倒壊がありましたよね?
ちーがくん
雪の重みで鉄塔が倒壊してしまったとニュースで報道されていたのですが、北海道紋別市は普段から雪が多い地域ですよね?
どうしてこれまではこのような事故が起きず、今回はこのような事故が起きてしまったのでしょうか?
どうしてこれまではこのような事故が起きず、今回はこのような事故が起きてしまったのでしょうか?
はかせ
確かに、2-3月と比べそれほど雪が積もっていない12月にこのような事故が起きたことは不思議じゃな。しかしこういった事故は冬の初め頃の方が起きやすいんじゃ。
今回は、この倒壊を引き起こした「湿った雪の危険性」について解説するぞ!
今回は、この倒壊を引き起こした「湿った雪の危険性」について解説するぞ!
2022年12月23日、北海道紋別市で鉄塔が倒壊したという衝撃的なニュースがありました。
鉄塔がぐにゃりと曲がってしまったその光景を覚えている方も多いのではないでしょうか?
今回の倒壊はどうして起こってしまったのでしょうか?本記事を読めば、その理由を図解で学ぶことができます。
今回は、この倒壊の大きな要因となった「湿った雪の危険性」について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!
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紋別市の12月23日の気温と湿度
はかせ
まずは事故が発生した12月23日の紋別市の気温と湿度について見ていこう。
はかせ
この日の紋別市の気温は0.5℃、湿度は97%だったんじゃ。この気温と湿度から、なにか気が付くことはあるかな?
ちーがくん
え〜、やっぱり北海道は寒いな〜ってくらいですかね?
はかせ
「【南岸低気圧】雨と雪を分ける3つの要因」で出した雪が降る条件を思い出すんじゃ。
雪が降る条件のグラフと照らし合わせると…
ちーがくん
すっかり忘れてました!気温0.5℃、湿度97%を雪が降る条件のグラフに照らし合わせてみます。
ちーがくん
あっ!湿度が大きいので、雪でなくみぞれだ!
はかせ
そうなんじゃ。12月23日のその条件では、紋別市ではみぞれ(湿った雪)が降っていたんじゃよ。
ちーがくん
僕の北海道のイメージでは、パウダースノーのような乾燥した雪です。なのにこの時は湿った雪だったんですね。
湿った雪はくっつく&とにかく重い
ちーがくん
けど、これが今回の鉄塔の倒壊と何か関係があるのですか?
はかせ
そうなんじゃ。これは湿った雪が持つ「くっつく&とにかく重い」という性質が大きく関係しているんじゃよ。
はかせ
湿った雪はくっつきやすいため、木や電柱などに雪が付着しやすい。こういった着雪と呼ばれる現象が起きやすいんじゃ。
ちーがくん
着雪といえば以前、関東で降る雪で注意することの1つにもありましたね!
はかせ
そうじゃな。着雪は関東地方など、気温や湿度が比較的高い地域で降る雪で主に注意しなくてはいけないことなんじゃが、この日の北海道紋別市では例年よりも気温が下がらなかったことで湿った雪になったんじゃ。
ちーがくん
例年よりも気温が高く湿った雪になったことで、鉄塔に雪が積もって倒壊してしまったんですね。
はかせ
それに加えて、湿った雪の重さも関係している。
湿った雪は乾いた雪と比べてなんと10倍ほども重いんじゃよ。
湿った雪は乾いた雪と比べてなんと10倍ほども重いんじゃよ。
ちーがくん
10倍!?
そんなに違うんですか?確かに湿った雪の方が乾いた雪よりもどっさり重い感じはしますが、そんなに違うとは…
そんなに違うんですか?確かに湿った雪の方が乾いた雪よりもどっさり重い感じはしますが、そんなに違うとは…
はかせ
これほど重い雪が大量に鉄塔に付着したことで、このような倒壊を引き起こしてしまったんじゃ。
まとめ
はかせ
今回は、2022年12月に発生した北海道紋別市の鉄塔倒壊の理由として、湿った雪の危険性について解説したぞ。
湿った雪の持つ危険性を理解してもらえたんじゃないかと思う。
湿った雪の持つ危険性を理解してもらえたんじゃないかと思う。
ちーがくん
湿った雪は乾いた雪に比べて10倍も重いとは…想像もしていませんでした。このような被害は雪が降る地域ならどこでも起きうるので、注意が必要ですね。
はかせ!今日はありがとうございました!
はかせ!今日はありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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