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ちーがくん
はかせ!今日はこんな質問をいただきました!
質問内容
質問No.13 質問者:高校生 アオイ
地球温暖化で豪雨が増えているとのことですが、それはどうしてですか?
ちーがくん
確かに、地球温暖化が進むと豪雨災害が増えると聞いたことがありますが、その理由が気になります!
はかせ
いい質問じゃ!
地球温暖化が進むと豪雨災害が増える理由は、主に気温の上昇とそれに伴う大気中の水蒸気量の増加によるものなんじゃ。詳しく説明するぞ。
地球温暖化が進むと豪雨災害が増える理由は、主に気温の上昇とそれに伴う大気中の水蒸気量の増加によるものなんじゃ。詳しく説明するぞ。
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気温の上昇と水蒸気量の増加
はかせ
まず、基本的な関係についてじゃ。
気温が上がると、大気中に含まれる水蒸気量が増加するんじゃ。
気温が上がると、大気中に含まれる水蒸気量が増加するんじゃ。
ちーがくん
空気中に含める水蒸気の最大量のことを「飽和水蒸気量」と呼ぶんですよね!「【イメージで覚える!】頻出の水蒸気グラフは「座席」で考えよ!」のところでやりました!
はかせ
そうじゃな。
このグラフからも分かるように、気温が上昇するほど、指数関数的に空気中に含める水蒸気量が増えていくんじゃ。
このグラフからも分かるように、気温が上昇するほど、指数関数的に空気中に含める水蒸気量が増えていくんじゃ。
ちーがくん
確かに!同じ1℃の気温上昇でも、5℃から6℃の気温上昇と、25℃から26℃の気温上昇とでは、高温な方が空気中に含みきれる水蒸気量の増加率が違うんですね!
はかせ
そうなんじゃ。
さらに、気温が高くなると、海からの蒸発量も増えるため、大気中の水蒸気量がさらに増加するんじゃ。海は大きな水蒸気の供給源になっているんじゃよ。
さらに、気温が高くなると、海からの蒸発量も増えるため、大気中の水蒸気量がさらに増加するんじゃ。海は大きな水蒸気の供給源になっているんじゃよ。
ちーがくん
海からの水蒸気の蒸発量も増えたら、ますます大気中の水蒸気量が増えてしまいますね!
雨雲の発達と豪雨の頻度・強度の増加
ちーがくん
ここまで、地球温暖化によって水蒸気量が増えるという話でしたが、地球温暖化によってどうして豪雨が増えるんですか?
はかせ
ちーがくん
大気中に多くの水蒸気を含むと発達した雲ができやすくなり、強い雨が降るんですね!
水蒸気が多ければそれだけ水分を多く含むってわけですから、確かに一度に降る雨の量は増えそうですよね!
水蒸気が多ければそれだけ水分を多く含むってわけですから、確かに一度に降る雨の量は増えそうですよね!
豪雨の発生場所の拡大
はかせ
さらには、大気中の水蒸気量が増加することによって、豪雨の発生場所も拡大すると言われているんじゃ。
ちーがくん
地球温暖化で豪雨の発生場所も拡大!?
どういうことですか?
どういうことですか?
はかせ
地球温暖化により、これまで水蒸気があまり供給されづらかった北日本や東日本にも豊富な水蒸気が届くようになるため、これらの地域でも豪雨が発生しやすくなるんじゃ。
ちーがくん
なるほど…
線状降水帯などの集中豪雨は九州などで多いですが、北日本や東日本でも水蒸気が供給されやすくなって、集中豪雨が起きやすくなってるんですね。
線状降水帯などの集中豪雨は九州などで多いですが、北日本や東日本でも水蒸気が供給されやすくなって、集中豪雨が起きやすくなってるんですね。
まとめ
はかせ
今回は、地球温暖化で豪雨が起きやすくなる理由について解説したぞ。
ちーがくん
まとめると、地球温暖化が進むと気温が上昇し、それに伴って大気中に含まれる水蒸気量が増加する、
水蒸気量が増えると、発達した雲ができやすくなり、強い雨が降りやすくなる。これが豪雨災害の増加につながるんですね。
水蒸気量が増えると、発達した雲ができやすくなり、強い雨が降りやすくなる。これが豪雨災害の増加につながるんですね。
はかせ
そうじゃな。これにより水蒸気の流れも変わり、豪雨の発生場所も広がる可能性があるという話も説明したぞ。このように、地球温暖化は豪雨災害の増加に大きく影響を与えておるんじゃよ。
ちーがくん
温暖化によって豪雨を増える理由がよくわかりました。地球温暖化に人間活動が関係している可能性は疑う余地がないことからも、僕たちが何とかしなくてはいけませんね。
はかせ!今日もありがとうございました!
はかせ!今日もありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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