苦労することとかないのかな?
地学受験者は少ないから、なんとなくやめておいた方がいいのではないか?と感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、地学受験の本当の実態を知っている方はそう多くはないと思います。
今回は、私の地学受験で感じた、地学受験の実態がよく分かるエピソードをご紹介します。
皆さんが受験科目を選ぶ際の参考に、または地学教育の空洞化を知るきっかけになれば幸いです!
あの日、事件は起こった
事件は地学受験を決断した2ヶ月後、私が高校3年生の6月に起こりました。
某大手予備校が主催する無料のセンター試験模試(現在の共通テスト模試)を受けにいった時のことです。
通常の有料模試や本番の試験では、理科ならば理科の科目全てが一冊の冊子になっており、その冊子から自分が受ける科目のページを開いて、問題を解きます。
無料模試はそれらとは異なり、コスト削減のために自分が受ける科目をその場で自己申告して、問題を受け取ります。
どんな反応されるのか怖いね(笑)
全国で2000人に満たない地学受験者
地学教育が空洞化した日本において地学受験はとても珍しいです。
以下のグラフは、センター試験(現在の共通テスト)地学受験者数の推移を表したものです。
(出典:大学入試センター 受験者数・平均点の推移(本試験))
このグラフからも分かるように、地学受験者は多くても全国で2000人ほどです。
理科の時間が始まった!
理科の時間になりました。
「物理を受ける人は手を挙げて下さい!」
このように各科目ごとに挙手制で受ける科目を自己申告していきます。
物理→化学→生物…と順番に問題冊子が配られていきました。
この言葉を残し、試験監督は去った
生物まで配り終え、私は地学の問題が配られるのを待っていました。
しかし、生物まで配り終えた段階で、試験監督の足は試験会場の出口へと向かっています。
忘れ物でも取りに帰るのか?と思ったその矢先…
「地学受ける人、いないよね?」
この言葉を残して、あろうことか隣の部屋の試験会場へ問題を配りに行ってしまったのです!
当時は地学受験を決断して2ヶ月と、まだまだ地学受験の実態について知らないことばかりでした。
この経験を通じて、地学教育の空洞化を肌で感じたのを覚えています。
その後、地学の試験は…?
試験開始1分前になり、試験監督が試験会場へ戻ってきました。
そこで私は手を挙げて試験監督を呼び、何とか地学の問題冊子を受け取ることができました。
自分の解く問題冊子がないっていうもっと深刻な問題なんだよね(笑)
この経験から分かること
この経験から分かることをまとめます。
皆さんが感じた地学教育の空洞化を教えてください!
このブログやSNS等を通じて、多くの人に地学教育空洞化の実態を伝えていきます。
そして、地学教育の空洞化を食い止めていきたいと考えています。
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地学受験の体験談
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地学教育の空洞化を実感したエピソード
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