ニュースの疑問

北海道・紋別で流氷初日を発表!去年より13日遅い観測。流氷はどうやってできる?【図解/Podcastで解説】

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!北海道の紋別市で「流氷初日」が発表されたそうです!去年より13日遅く、平年よりも8日遅い観測だったとか。流氷ってどうやってできるんでしょうか?
はかせ
はかせ
おお、今年もついに流氷の季節じゃな!流氷のでき方をまとめたぞ!
はかせ
はかせ
流氷とは、海面が凍って漂流している氷塊のことなんじゃ。海へ吹き寄せた寒気によって海面が凍るんじゃよ。オホーツク海の北部、サハリンの北東あたりで海水が凍り、風や海流に運ばれて北海道沿岸まで南下してくるんじゃ。海水は普通の水より塩分を含んでおるから、約-1.8℃で凍り始めるぞ。
ちーがくん
ちーがくん
なるほど!流氷って、海で凍った氷が風や海流に乗って運ばれてくるんですね。あと流氷って自然環境や生態系にも大きな役割を果たしているんですよね?
はかせ
はかせ
その通りじゃ!流氷の下には「アイスアルジー」という植物プランクトンが付着し、春になるとこれが増殖して豊かな漁場を作るんじゃ。オホーツク海の漁業が盛んなのも、流氷のおかげなんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
すごい!ただの氷の塊かと思っていましたが、気候や生態系にとても大事な存在だったんですね。流氷観光も人気みたいですし、自然の神秘を間近で感じられる貴重なものなんですね!
はかせ
はかせ
そうじゃな。こうした自然現象に興味を持ち、大切にしていくことが大事じゃな。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

参考文献

北海道 紋別「流氷初日」を発表 去年より13日遅い観測 | NHK

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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