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ちーがくん
はかせ!地面ってどこまで掘れるんですか?地面を掘ればどこまででもいけるような気がしますが…?
はかせ
うむ、いい質問じゃ。今回は地面がどこまで掘れるかについて解説しよう!
皆さんは、アニメなどでドリルがついた機械がいともたやすく地球を貫通するシーンを目にしたことはありませんか?
現実ではそのような事は可能なのでしょうか?
今回は、地面はどこまで掘ることができるかについて、ちーがくんとはかせとともに学びましょう!
▼この記事の動画版はこちら!▼
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人類が地球の中心に到達したのはいつ?
はかせ
さっそくだがちーがくん、人類が地球の中心に到達したのはいつごろか、知っておるかな?
ちーがくん
えーっと、月に人類が到達したのが1969年でしょ?地球からすごく離れた小惑星にも探査機はすでに到達してるよね!
ということは、地球の中心に到達したのは…
ということは、地球の中心に到達したのは…
はかせ
それがな、実は人類は未だ地球の中心に到達したことがないんじゃ!
ちーがくん
ええっ!月や火星、小惑星や冥王星…広大な宇宙空間には進出できているのに、地球の中心には到達できていないんだ!
地面掘削の世界記録は?
はかせ
ではちーがくん、人類はどの程度まで掘り進めたことがあると思う?
ちーがくん
そこそこ深いところまではいってそうだよね!
僕でもその気になればマントルくらいまでなら到達できそうだよ!(笑)
僕でもその気になればマントルくらいまでなら到達できそうだよ!(笑)
はかせ
本当かね?それならぜひ今度掘削を手伝ってもらいたいくらいじゃ!
(人類がまだマントルに到達したことないとも知らずに…。)
(人類がまだマントルに到達したことないとも知らずに…。)
ちーがくん
で、はかせ!答えはどのくらいなんですか?
はかせ
40,230フィート(12.262km)じゃ。この掘削は、1989年に旧ソビエト連邦によって行われた。
ちーがくん
ええっ!12㎞って、地球の半径が6400kmなことを考えたら、地球の深さのたった0.19%しか掘削できていないってことになりますね!
はかせ
そうなんじゃ。しかも、1989年までおよそ20年という膨大な年月を費やして掘削が行われたんじゃ。これだけの年月をかけても、掘削には限界があったということじゃ。
ところでちーがくん、12kmほどしか人類が掘削できていないことから、何か気が付くことはないかな?
ところでちーがくん、12kmほどしか人類が掘削できていないことから、何か気が付くことはないかな?
ちーがくん
はかせ
そうなんじゃ。大陸プレートが衝突することによってマントルが地上に現れた、北海道のアポイ岳のようなところではマントル物質の採取は行われておる。
しかし、掘削してマントルまで到達することは、いまだできていない。
しかし、掘削してマントルまで到達することは、いまだできていない。
ちーがくん
そうなんですね。1分前の発言、撤回します。
それでも、アニメでは、ドリルが地球を貫通するシーンとかよくありますよね?どうしてアニメシーンのようにはいかないんですか?
それでも、アニメでは、ドリルが地球を貫通するシーンとかよくありますよね?どうしてアニメシーンのようにはいかないんですか?
アニメシーンのようにはいかない理由
はかせ
その理由は、超高温・超高圧の環境にある。
はかせ
深度数十mを超えると、深度が深くなるほど温度が上昇していく。これは地下増温率と呼ばれていて、平均して100mにつき2-3℃上昇していくんじゃ!
ちーがくん
仮に地下増温率が100mあたり3℃上昇していったら、12km掘ると360℃の温度上昇…
ものすごい温度になりますね…!
ものすごい温度になりますね…!
はかせ
同様に、掘削を進めるほど圧力も上昇していく。地殻とマントルの境界付近における圧力は、およそ134万気圧であると計算されておるぞ。
ちーがくん
平地では1気圧だから、その134万倍…!!
ものすごい圧力ですね…!
ものすごい圧力ですね…!
はかせ
そうじゃな。これほどの超高温・超高圧に耐えうる機械を作る必要があるといえるのじゃ。
まとめ
はかせ
今回の内容をまとめると、こんな感じじゃな。
ちーがくん
超高温・超高圧にどう対抗していくか…
今後の技術の進歩に期待ですね!
今後の技術の進歩に期待ですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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