スポンサーリンク
ちーがくん
はかせ!地学について学んでいたら「湧昇流」という言葉が出てきました。
この湧昇流って一体何者ですか?
この湧昇流って一体何者ですか?
はかせ
地球環境を理解する上でも欠かせない「湧昇流」
どんな流れなのか、どんなところで発生しやすいかご存知ですか?
本記事をよめば、そんな湧昇流について図解で学ぶことができます。
今回はそんな湧昇流の秘密について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!
スポンサーリンク
湧昇流とは?
はかせ
まずは湧昇流とは何かということから解説するぞ!
はかせ
湧昇流とは、海洋の深いところから表層へ向けて流れる流れのことじゃ!
ちーがくん
海洋の深いところから表層へ水が上がってくるんですね!
はかせ
そうじゃ。このように湧昇流があるところには魚が集まり、良い漁場になるんじゃよ。
どうしてか分かるかな?
どうしてか分かるかな?
ちーがくん
えーっ、深いところから水が上がってくるところでは魚が集まるんですか?
ミネラルウォーターの宣伝で「海洋深層水」って言ってるくらいだから、栄養がたっぷりとか?
ミネラルウォーターの宣伝で「海洋深層水」って言ってるくらいだから、栄養がたっぷりとか?
はかせ
そうなんじゃよ。深層水は栄養塩が豊富なんじゃ。
この深層水が上昇することで魚が集まり、良い漁場になるというわけじゃ。
この深層水が上昇することで魚が集まり、良い漁場になるというわけじゃ。
湧昇流が起きるところは?
ちーがくん
となると気になるのが、どういったところで湧昇流が起きるかということですね!
はかせ
そうじゃな。ここから湧昇流が起きるところとその仕組みを2つ紹介するぞ!
湧昇流が起きるところ①:沿岸湧昇
はかせ
湧昇流が起きるところの1つ目は「沿岸湧昇」じゃ!
はかせ
沿岸部に平行に風が吹く場合にこの湧昇流が起きるんじゃ。
ちーがくん
沿岸部に平行に風が吹くと湧昇流が起きるんですか?
どういうことですか?
どういうことですか?
はかせ
地球のように回転する球体の上で動く物体にはコリオリの力と呼ばれる力が働くんじゃ。北半球では鉛直右向きにかかる力じゃな。
陸に沿って風が吹くと、海水はコリオリの力を受けて右向きの力を受ける。これにより沖合に移動した水を補うように、深層から水が湧き上がってくるんじゃよ。
陸に沿って風が吹くと、海水はコリオリの力を受けて右向きの力を受ける。これにより沖合に移動した水を補うように、深層から水が湧き上がってくるんじゃよ。
ちーがくん
なるほど!海面で少なくなった水を深層から補ってるイメージですね!
沿岸に平行に吹く風があるところでは湧昇流が起きるんですね!
沿岸に平行に吹く風があるところでは湧昇流が起きるんですね!
湧昇流が起きるところ②:赤道湧昇
はかせ
湧昇流が起きるところの2つ目は「赤道湧昇」じゃ!
ちーがくん
赤道湧昇!?
さっきの沿岸湧昇は分かりましたが、赤道にも湧昇流があるんですか?
さっきの沿岸湧昇は分かりましたが、赤道にも湧昇流があるんですか?
はかせ
さっきの沿岸湧昇と仕組みと考え方は同じじゃよ。
赤道には赤道収束帯といって南北から風が収束し東風になっているんじゃよ。この風を受けた海水は先ほどと同様にコリオリの力を受ける。
赤道には赤道収束帯といって南北から風が収束し東風になっているんじゃよ。この風を受けた海水は先ほどと同様にコリオリの力を受ける。
ちーがくん
あれ、さっきは北半球での話でしたけど、今回は赤道をまたいでいるので北側が北半球、反対の南側が南半球ですよね?
はかせ
そうなんじゃ。これによりコリオリの力のかかる向きが異なる。
北半球では鉛直右向きに力がかかっていたが、南半球では鉛直左向きに力がかかるんじゃよ。
北半球では鉛直右向きに力がかかっていたが、南半球では鉛直左向きに力がかかるんじゃよ。
ちーがくん
なるほど!これによって海面では赤道から離れるように海水が移動しますね。
だからこれを補うように深層水が湧き上がってくるんだ!
だからこれを補うように深層水が湧き上がってくるんだ!
まとめ
はかせ
今回は、湧昇流と湧昇流が起きるところについて解説したぞ。
湧昇流が起きているところではよい漁場を形成するんじゃよ。
湧昇流が起きているところではよい漁場を形成するんじゃよ。
ちーがくん
種類としては沿岸湧昇や赤道湧昇がありました!それぞれコリオリの力が関係していましたね!
湧昇流と漁場の関係ももっと調べてみたいです。はかせ!今日はありがとうございました!
湧昇流と漁場の関係ももっと調べてみたいです。はかせ!今日はありがとうございました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
スポンサーリンク