大気と海洋

【イメージで覚える!】頻出の水蒸気グラフは「座席」で考えよ!

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!授業で飽和水蒸気量に関するグラフが出てきたのですが、イメージがさっぱり湧かなくて…
はかせ
はかせ
飽和水蒸気量に関するグラフは頻出じゃが、イメージが湧かないと丸暗記になってしまいがちじゃな。
今回は、その水蒸気グラフをイメージで覚える方法について解説するぞ。

中学や高校、気象予報士試験など、様々な分野で頻出の水蒸気グラフ

イメージが湧かないと、丸暗記に走ってしまいがちですよね。

今回は、そんな水蒸気グラフをイメージで覚える方法について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!

よくある水蒸気グラフはこんな感じ

はかせ
はかせ
ではまず、授業で習った水蒸気グラフを見せてくれ。
ちーがくん
ちーがくん
はい、このグラフです!
はかせ
はかせ
頻出の水蒸気グラフじゃな。
まず前提として押さえておいてほしいのは、気温が高いほど空気中に含みきれる限界の水蒸気量(飽和水蒸気量)は大きく、気温が低いほど小さいということじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
これ、「【水滴の正体は?】コップの周りに水滴がつくのはどうして?」でも勉強しましたね!
ですが、それ以外にどこに着目すればよいのかも、何がどうなっているのかもよく分からなくて…。
はかせ
はかせ
そんな時、このような水蒸気グラフをイメージで捉えるとよいぞ。
ちーがくん
ちーがくん
本当ですか?どのように考えるのですか?
はかせ
はかせ
名付けて「水蒸気グラフは座席で考える作戦」じゃ!
ちーがくん
ちーがくん
「水蒸気グラフは座席で考える作戦」!?

まだ含める水蒸気量は”座席”と考える

ちーがくん
ちーがくん
いったいこれはどんな作戦なのですか?
はかせ
はかせ
これはな、含んでいる水蒸気を乗客に、まだ含める水蒸気量を座席に見立てて考えるというものじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
空気全体を座席と乗客のようなものに見立てて考えるというわけですね!
はかせ
はかせ
そんなところじゃな。
例えば、温度が高くなって含みきれる水蒸気量が増えることは座席数が増えることを意味する。一方、温度が低くなって含みきれる水蒸気量が減ることは、座席数が減ることを意味するんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
空気中の水蒸気量が増えるというのは、乗客が増えることに対応するんですね!
はかせ
はかせ
この考え方を基に水蒸気グラフを考えると、こんな感じになる。
はかせ
はかせ
右に行くにつれて温度が高い。温度が高いところでは、空気中に含みきれる水蒸気量が多くなるため座席数が多く、空席がある状態じゃ。
ちーがくん
ちーがくん
座席の数と乗客の数が一致している15℃では、満席ですね!
はかせ
はかせ
温度が低下すると座席が減少していくので、座席に座れなかった人が出てくるぞ。座席に座れなかった人は空気中に含みきれる水蒸気量を超えているので水蒸気としては存在できず、水滴となって表れる。
ちーがくん
ちーがくん
【水滴の正体は?】コップの周りに水滴がつくのはどうして?」で説明されていた、冷えたコップの周りに水滴がつく理由は、座席に座りきれなかった水蒸気が水滴となって表れていたからだったんですね!

まとめ

はかせ
はかせ
今回は、水蒸気グラフを座席で考える方法について解説した。一度イメージを掴んでしまえば、丸暗記の必要は一切なくなるぞ!
ちーがくん
ちーがくん
座席で考えることによって、一気にイメージしやすくなりました!これから水滴がついたコップを見かけたら「座席に座れなかったんだな」って考えるようにします!(笑)
はかせ!今日はありがとうございました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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