ニュースの疑問

【令和6年能登半島地震】気象庁の会見の内容を図解でわかりやすく解説【2024石川地震】

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」は信じられないほど大きな規模で発生してしまいましたね…。
はかせ
はかせ
そうじゃな。最大震度7でマグニチュード7.6と、非常に大きな地震だった。
ちーがくん
ちーがくん
今の僕たちにできることは、公的な機関が発表した情報を分かりやすく多くの人に伝えることですね。
はかせ
はかせ
そうじゃな。今回は気象庁の会見で発表された情報をもとに、この地震の全貌を図解で解説するぞ。

最大震度7、マグニチュード7.6という極めて大きな規模で発生してしまった「令和6年能登半島地震」

今回の地震を受け気象庁は会見を開き、被害の状況や今後の注意点について解説しています。

今回は「令和6年能登半島地震」を受けて気象庁が発表した内容を、モルモットたちと図解で解説します。

気象庁が会見で用いた資料はこちらよりお読みいただけます。

能登半島の地震活動

ちーがくん
ちーがくん
そもそも今回の令和6年能登半島地震が起きるまでに、前兆のようなものはあったのでしょうか?
はかせ
はかせ
それがそうでもないそうなんじゃ。ここに能登半島付近での直近の地震活動を示すぞ。
はかせ
はかせ
能登半島での直近の地震活動は、特に活発とは言えなかったんじゃ。
震度1以上の地震としては、2023年10月に10回、11月に5回、12月には7回の地震があった程度じゃ。
ちーがくん
ちーがくん
毎月5-10回程度の地震は来ていますが、極端に地震活動が増えていたわけではなかったんですね。
はかせ
はかせ
そうじゃ。また、今回の地震は能登半島近辺で起きたものの中では、地震カタログのある1885年以降最大だったんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
そうだったんですね。
M7.6の地震なんて、なかなか起きないですからね。

主な地点の津波の到達情報

ちーがくん
ちーがくん
今回の地震では、石川県能登に大津波警報が発表されるなど、広い範囲で津波が発生してしまいましたね。
はかせ
はかせ
そうじゃな。気象庁が発表した主な地点の津波の到達情報をここに示すぞ。
はかせ
はかせ
1月2日の02時33分時点の発表では、輪島港で1.2m以上、金沢で0.9m、酒田と富山で0.8mの津波が観測された。
このほかにも日本海側の広い範囲で津波が観測されたんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
0.2-0.3m程度でも人が巻き込まれてしまうくらいですから、これだけの津波の破壊力は考えられないほど大きいですよね。

防災上の留意事項

ちーがくん
ちーがくん
この地震ではどんなことに気をつけなければいけないんでしょうか?
はかせ
はかせ
気象庁が発表した防災上の留意事項をまとめたぞ。
はかせ
はかせ
この地震では大きな津波が観測されたため、、沿岸部や川沿いの人々は高台や避難ビルへの避難が必要じゃった。
津波は繰り返し襲ってくるから、警報が解除されるまで安全な場所から離れてはならん。
ちーがくん
ちーがくん
津波が到達しているかどうかを海辺まで見に行くのは絶対にだめですね。
はかせ
はかせ
もちろんじゃ。
また、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているから、引き続き注意が必要じゃ。
ちーがくん
ちーがくん
地震で地盤が緩んでいて、それほど強くない雨でも土砂災害が発生する可能性がありますから、注意が必要ですね。

今後の地震活動の見通し

ちーがくん
ちーがくん
今後、地震活動はどうなっていくのでしょうか?
はかせ
はかせ
気象庁が発表した今後の地震活動の見通しを以下にまとめたぞ。
はかせ
はかせ
過去の事例を見ると、大地震の後に同程度の地震が1-2割の割合で発生しておる。
特に地震発生から1週間程度は最大震度7程度の地震に注意が必要じゃ。
ちーがくん
ちーがくん
過去の事例では大地震の後に同程度の地震が1-2割の割合で発生!?
1-2割で同じような地震が起きてしまう可能性があるとは…。
はかせ
はかせ
また、今後2-3日は大きな地震が起こりやすい時期とされておる。
この地域では3年以上地震活動が続いているから、当面の間、注意が必要じゃな。
ちーがくん
ちーがくん
この地域は3年もの間、地震活動が続いていたんですね。
能登半島地震に限らず、地震はいつ起きるか分からないということをもう一度肝に銘じる必要がありそうですね。

まとめ

はかせ
はかせ
今回は「令和6年能登半島地震」の全貌を図解を交えて学んだぞ。
大きな地震が起きた後も、引き続き警戒が必要だということを忘れずにいよう。
ちーがくん
ちーがくん
地震はいつ起きるか分からない、日頃からの備えの重要性を感じました。
被災地の1日も早い復興をお祈りいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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