大気と海洋

【水滴の正体は?】コップの周りに水滴がつく理由はどうして?図解で簡単に解説!

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ちーがくん
ちーがくん
はかせ!コップに冷たいジュースをいれて飲んでいると、水滴のようなものがつきませんか?あの水滴って一体どこから来ているのですか?
はかせ
はかせ
確かに、冷たいコップのそばにプリントを置いていたら、プリントがびちゃびちゃになってしまった!なんて経験は誰しもあるじゃろう。
今回はコップの周りに水滴がつく理由について解説するぞ。

冷たい飲み物をガラスなどのコップに入れておくとつく水滴

あれは一体、どこからきたものなのでしょうか?

今回は水滴の正体について、モルモットたちと一緒に学んでいきましょう!

水滴の正体は空気に含まれた水蒸気

はかせ
はかせ
ずばり、結論から言うと、水滴の正体は空気に含まれた水蒸気なんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
空気に含まれた水蒸気!?
水蒸気が水滴に…?
はかせ
はかせ
そうなんじゃ。あれは水蒸気が水滴として表れたものじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
一体どうして空気中の水蒸気が水滴になって表れるのですか?
はかせ
はかせ
それを理解するために、まずは飽和水蒸気量について学ぼう。
ちーがくん
ちーがくん
飽和水蒸気量…??

空気中に含める水蒸気には限界がある

はかせ
はかせ
水蒸気というのは、空気中にいくらでも含めるわけではなく、限界がある。
中でも、1㎥中に含まれる限界の水蒸気量のことを、飽和水蒸気量と呼ぶんじゃ。
ちーがくん
ちーがくん
含むことができる水蒸気量には限りがあったんですね!

温度が低下するほど含める水蒸気量は減る

はかせ
はかせ
この飽和水蒸気量というのは、温度が低下するほど含める水蒸気量は減るという性質があるんじゃよ。
ちーがくん
ちーがくん
あっ!そういうことか!
冷たいコップの周りでは、飽和水蒸気量が低下して、含みきれなくなった水蒸気が水滴として出てきていたんですね!
はかせ
はかせ
そういうことじゃ。仮に15℃の部屋に対して、コップ周りの温度が5℃だったと考えてみよう。
コップ周りの温度が低いな。そのため、コップ周りで飽和水蒸気量が低くなって、水滴がついたと言えるんじゃ!
ちーがくん
ちーがくん
なるほど!そういうことだったんですね!
はかせ
はかせ
冬の寒い日に窓ガラスが結露するのも、これと同様の仕組みなんじゃ。

まとめ

はかせ
はかせ
今回は、コップの周りに水滴がつく理由について解説した。身の回りの現象を鵜呑みにするのではなく、今回のように疑問を持って探究することで、地学の楽しさを感じてほしい。
ちーがくん
ちーがくん
水滴の正体がまさか空気中に含まれる水滴だとは思ってもいませんでしたよ!またひとつ、身の回りの疑問点が解消されました!
はかせ!今日はありがとうございました!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

地学系大学院生ブロガー/気象予報士
ちーがくん
地学教育を普及させるために文系コースから高3で理転した大学院生です。大学では地球科学を専攻し、現在は気象系の研究室に所属しています。地学教育の空洞化を食い止めるために、当ブログを運営しています。このブログを通じて、地学教育の実態や、地学の魅力をお伝えしていきます!
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